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『実力も運のうち』(2021.07.08)

『実力も運のうち』
マイケル・サンデル(著) 早川書房
(Amazon:https://amzn.to/3w93Rhf

ハーバード大学の哲学教授として有名な著者が、格差と分断の根源にある「能力主義」の思想とその問題点を論じた1冊。

■優れた統治のために必要なのは、実践知と市民的美徳、つまり共通善について熟考し、それを効率よく推進する能力である。ところが、現代のほとんどの大学では─最高の評価を受けている大学でさえ─これらのいずれの能力も十分に養成されているとは言い難い

■貢献的正義の理論が教えるのは、われわれが人間として最も充実するのは共通善に貢献し、その貢献によって同胞である市民から評価されるときだということだ

■多様な職業や地位の市民が共通の空間や公共の場で出会うことは必要だ。なぜなら、それが互いについて折り合いをつけ、差異を受容することを学ぶ方法だからだ。また、共通善を尊重することを知る方法でもある

などが気になった記述ですが、「共通善」を軸にした社会の再構築や教育の改革が提唱されており、とても考えさせられる1冊です。

実力も運のうち