『世界最高の質問術』
マイケル・Ｊ・マーコード、ボブ・ティード（著）　新潮社
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ジョージ・ワシントン大学名誉教授で、リーダーシップ関連の著書を多数持つ著者と、190カ国以上のリーダーがフォローするブロガーの著者が、世界的リーダー45人へのインタビューから見えてきたリーダーのための質問術をまとめた一冊。気になった記述は、

■質問されたときに人が生き生きとしてくるのは、自分のアイデアを聞いてもらえるのがうれしいからだ
■「なぜ」と質問するとき、リーダーは自分の声の調子に十分気をつける必要がある。「なぜ」は好奇心や情報の探求を示すものでなければならず、怒りや不満を示すものにしてはいけない
■ドラッカーなどが指摘しているように、コミュニケーションでいちばん大切なのは、「口にされていないことを聞き取ること」だ
■「これまでの人生の中で、今の自分があるのはそのおかげだといえるような、多大な影響を受けた出来事は何か」

などですが、相手の能力を抑圧する質問、リーダーがすべきでない質問なども併せて紹介されており、とても参考になる一冊です。