大阪芸術大学の舞台芸術学科で照明演出を学ばれた松本真弓さんは、大学2年生の時、パントマイム・アーティストのいいむろなおきさんと出会い、その優れた演出力や表現力に衝撃を受けたのだとか。そうしたアーティストや舞台俳優を陰で支える存在になりたいと、大学卒業後は劇団の下請業務などを手掛けられるようになりました。そして2016年に「カラメリ」を設立。舞台演劇をメインに、照明デザインやオペレーション、照明機材の設営や撤去などを手がけられています。

舞台照明と聞くと、私たち素人は役者などにスポットライトを当てる業務だと考えますが、松本さんによると「舞台照明は引き算」なのだそう。「照らすだけではなく、いかに光を当てないか。そうして光を演出することで、屋内外の雰囲気や、時間変化を演出するのが私たちの仕事です」と話されました。

演劇のテーマにそって、どのシーンにどのような演出をするのかを、演出家と相談しながら作り上げ、完成したものを観客に提供しておられるそうですが、本番でセリフが飛んだり、役者が台本にない動きをしたりと、ハプニングはつきものなのだとか。松本さんはあらゆる事態に対応できるよう、演劇を観るお客様と同じ目線で演出に向き合っておられます。

現在、入社2年目の社員がおられるそうですが、それぞれの得意分野を活かしながら、うまく助け合って仕事ができているそうです。「2016年の設立からもうすぐ10年を迎えますが、それで満足せず、15年、20年と少しでも長く社会の役に立っていきたい」と松本さんはおっしゃいました。弊社も、精一杯応援していく所存です。

代表取締役　松本　真弓 様からのメッセージです。ありがとうございます！感謝です！