「株式会社AKY」は訪問看護事業を手掛ける会社です。荻島英夫社長は18歳の頃から30年以上にわたって医療に携わるベテラン看護師。長年のキャリアを活かそうと、2016年に起業されました。

　同社のサービスを利用される8割の方は、統合失調症、うつ病、パーソナリティ障害などの疾患を持つ方です。こうした方々は治療の要である服薬がうまくできなかったり、通院が必要にもかかわらずそれができなかったりすることがあり、AKYのスタッフは、服薬管理や通院につながる生活環境づくりなどの支援を行っておられます。

　「患者さんと接するスタッフには、病気の知識はもちろんのこと、親切・丁寧な対応が求められます。患者さんに親身になって寄り添い、『あなたのことを大切に考えていますよ』という思いを伝えれば、患者さんの安心感と信頼につながります」と荻島社長。患者さんのよき相談相手として、主治医の指示に従いながら治療的コミュニケーションや認知行動療法を行い、患者さんの社会参加を促しておられます。

　精神疾患の障害区分によっては、社会参加が難しい方もおられるそうで、そうした方々を支援するべく、荻島社長は将来的に、就労継続支援B型事業所の設立を考えられています。作業所への入所や企業の障害者枠への就職を目標として、利用者さんを支援する施設を作りたいとのことですが、実現を阻む壁となっているのが人材不足。専門の資格やキャリアを持った人が確保しにくいのが現状だそうです。それでも荻島社長のモットーは「行動力・決断力」。実現に向けて、着々と歩みを進めていただきたいと思います。

代表取締役　荻島　英夫 様からのメッセージです。ありがとうございます！感謝です！