芦屋市にある「株式会社 然」では、「食のルネッサンス～あるべきものをあるべき姿へ」をテーマに、食品卸売事業、コンサルティング事業、加工販売事業、農業資材販売事業、食育事業、貿易サポート事業などを展開しておられます。ホテル業界やコンサルティング業界で活躍しておられた鈴木一誠社長が2014年に設立されました。

主事業は、高品質の野菜や果物を高級スーパーや百貨店などに販売する事業。しかし、鈴木社長は「当社は野菜を売る会社ではありません。『野菜の価値を売る会社』です」とおっしゃいます。例えば、同社では、独自基準70点未満の商品は扱いません。どういう基準なのか？　それは「美味しさの基準」です。スタッフ全員がJSAソムリエや野菜ソムリエなど有資格者であり、また官能検査を行う際には外部のプロ（ミシュラン星付きシェフや管理栄養士など）を交えた5人以上の平均点を提示しています。また、仮に70点未満の商品があれば、「何故なのか？　どうすれば70点以上になるのか」ということを栽培管理からパッケージデザインに至るまで、具体的な対策を生産者に伝えているそう。美味しさの根拠が明確な為、ミシュランクラスのシェフからお墨付きを得た商品も多く、リテーラーは自信を持って販売できるのです。

注目したいのが「食育事業」。ビジネスパーソンを対象に、食育教材を提供しています。でも、どうしてビジネスパーソン相手に食育を？　鈴木社長いはく「ロジカルシンキングを身近な料理に用いることで、美味しく楽しく料理のコツを学びつつ、仕事や生活の中身を向上させるのが狙いです」。レシピを真似するだけではなく、なぜ美味しいのかを論理的に考える。「商品や情報が氾濫する今の時代、あらゆる場面で“考える”ことが大切」とのお言葉に、担当・吉松（社労士）も感銘を受けました。

代表取締役　鈴木一誠　様からのメッセージです。
ありがとうございます！感謝です！